トリートメントは意味がない?!美容師の本音でお答えします

田山

こんにちは!新小岩ルミエール商店街を抜けてすぐにある一日4名様限定のプライベートサロン

anfao(アンファオ)の田山裕紀です。

お客様からよくいただく質問のひとつが、
「トリートメントって本当に意味あるんですか?」というもの。

ネットやSNSを見ても、「全く意味ない!」と言い切っている人もいれば、「絶対必要!」と勧める人もいて…どっちが正しいの?と混乱しちゃいますよね。

今日は美容師の視点から、そして実際に毎日お客様の髪を触っている立場から、できるだけわかりやすく本音でお話ししてみようと思います。


目次

結論:意味がある人と、意味がない人がいる!

いきなり答えを言うと…「人によっては意味があるし、人によってはほとんど変わらない」です。

ちょっとずるい答えに聞こえるかもしれませんが(笑)、これが実際のところなんです。

トリートメントで変わる人の特徴

✔ ダメージが軽い人 → トリートメントで手触りがすごく良くなる

劇的効果が出にくい人の特徴

✔ ダメージが大きすぎる人 → 一度で劇的に復活!は正直むずかしい

つまり、トリートメントは魔法の薬ではありません。
でも「予防」や「補強」としてはしっかり意味があります。


サロンのトリートメントと市販の違い

「じゃあ、市販のトリートメントと美容室のトリートメントって何が違うの?」と聞かれることも多いです。

市販のトリートメント

  • 髪の表面をコーティングしてツヤや手触りを良くするのがメイン
  • 毎日のケアに取り入れるのはとても大切

サロンのトリートメント

  • 髪の内部に栄養を入れて補修したり、表面のキューティクルを整えたりと、より深いところにアプローチできる
  • カラーやパーマ後のダメージケアには特におすすめ

どちらが「良い」「悪い」ではなく、役割が違うんです。
普段は市販でしっかりケアして、節目でサロンケアを取り入れるのが理想的ですね。


「トリートメントは意味ない」と言われる理由

実はトリートメントを否定する人がいるのには理由があります。

よくある3つの理由

  • 効果の持続が短い(数日で取れてしまうこともある)
  • 髪がすでに限界を超えるほど傷んでいる
  • 「一回やれば完璧に直る」と思っている

これらが重なると、「やっても意味ないじゃん」と感じやすいんです。

正しい考え方は?

大事なのは「治療」ではなく「予防」。
トリートメントは“髪を完全に元に戻すもの”ではなく、“これ以上悪くしないための補強”と考えると、すごくしっくりきます。


美容師が本気でおすすめするケア:アルカリ除去

ここからはちょっとマニアックですが、美容師としてどうしても伝えたいことがあります。
それは アルカリ除去 の大切さ。

なぜアルカリ除去が必要なの?

カラーやパーマをするときに使う薬剤には「アルカリ」という成分が入っています。
これがあるから髪のキューティクルが開いて、色が入ったり形が変わったりするんですが…実はそのアルカリが髪の中に残ってしまうと、じわじわとダメージを与え続けてしまうんです。

アルカリ除去のメリット

  • カラーの色持ちが良くなる
  • 髪の手触りがやわらかくなる
  • ダメージの進行を大きく抑えられる

「トリートメントで補修」ももちろん大事ですが、それ以上に「そもそもダメージを残さない」ことの方が、長い目で見て圧倒的に効果的なんです。

なのでアンファオでは、カラーやパーマの後に必ずアルカリ除去を取り入れています。
これを積み重ねていくと、数ヶ月後・数年後の髪の状態が本当に変わってきますよ。

炭酸泉を使ったアルカリ除去
アンファオではちょっとマニアックなリトルサイエンティストの商品をメインに使っています

まとめ

  • トリートメントは万能ではないけど「予防&補強」として意味がある
  • 市販とサロンでは役割が違うので、うまく使い分けるのがベスト
  • さらに!アルカリ除去を取り入れることで、毎回のダメージを減らせる

髪のケアは“一発逆転”ではなく“コツコツ積み重ね”。
ちょっとした積み重ねが、半年後、一年後に大きな差をつくります。

もし「自分にはどんなケアが合ってるのかな?」と迷ったら、ぜひお気軽にご相談ください。
髪の状態やライフスタイルに合わせて、無理なく続けられるケア方法を一緒に考えていきましょう。


おまけトーク

お客様から「田山さん、正直に言いますね〜(笑)」とよく言われます。
だってせっかくお金と時間を使って来ていただくのに、「なんとなく良いですよ」ってごまかすのって失礼じゃないですか。
本音で伝えて、一緒に良い髪を育てていけたら嬉しいなと思っています。

よかったらシェアしてね!
目次