くせ毛を味方に。おすすめのスタイリング剤とは?

田山

こんにちは!新小岩ルミエール商店街を抜けてすぐにある貸切プライベートサロンanfao(アンファオ)の田山裕紀です。

年齢を重ねると、髪質の変化を感じる方が本当に多いです。
「昔よりうねるようになった」「ツヤが出にくくなった」「広がってまとまらない」──そんな声を、アンファオでも毎日のようにお聞きします。

でも実は、その“くせ”こそ大人の髪の魅力なんです。
無理に抑え込むより、くせの動きを活かしてふんわりしたフォルムや自然なツヤ感を出すことで、ぐっと柔らかく女性らしい印象になります。
今日はそんな“大人ショート×くせ毛”の方にぴったりな、スタイリング剤の選び方とおすすめタイプをご紹介します。


■ まずは「髪質の変化」を理解することから

40代以降の髪は、ホルモンバランスや頭皮環境の変化で
・ハリコシが減る
・乾燥しやすくなる
・ツヤが出にくくなる
・くせが出やすくなる
といった特徴が出てきます。

若い頃のように“ワックスでしっかり形を作る”スタイリングでは、パサつきやボリュームの出すぎが目立ってしまうことも。
そこで大切なのが、「保湿しながら形をキープできる」スタイリング剤を選ぶことなんです。


目次

アンファオでおすすめしているスタイリング剤タイプ

① ヘアバーム(ツヤと保湿を同時に)

最近人気なのがこのタイプ。
手のひらでオイルのように溶けて、髪に自然なツヤとまとまりを与えてくれます。
特に朝のスタイリングで“乾いた髪”につけても重くならず、
くせの動きをいかしながらしっとり柔らかい質感に仕上がります。

こんな方におすすめ
・広がりやすい/パサつきやすい
・アイロンを使わず自然な仕上がりが好き
・ツヤを出したいけどベタつきたくない

アンファオで使用しているのは「N. ナチュラルバーム」。
天然由来成分でできていて、手に残った分はハンドクリームとしても使えるのが嬉しいポイントです。

使い方は、
①指先で少量をとって、
②手のひら全体でよくのばしてから、
③毛先中心に“もみ込むように”なじませる。
最後に手のひらに残った分を表面に軽くなでるようにつけると、ツヤが出て自然にまとまります。

N.ナチュラルバーム

② ヘアクリーム(ドライ前のベース作りに)

スタイリング剤というと「仕上げの最後に使うもの」と思われがちですが、
実はドライヤー前に使うヘアクリームも重要です。

乾燥しやすい大人の髪は、ドライの時点で保湿をしておくことで仕上がりが格段に変わります。
くせ毛特有の“乾かすと広がる”を防ぎ、自然なツヤと柔らかさが出やすくなります。

おすすめは「リケラエマルジョン」。
軽いのに保湿力が高く、べたつかずにサラッとまとまります。

ドライ前に100円玉ぐらいの量を目安に、毛先を中心につけてから乾かすだけ。
これだけでも朝のスタイリングがグッと楽になりますよ。

リケラエマルジョン

③ 軽めのワックス or クリームタイプ(動きを出したい時に)

ショートの方で「くせを活かしたい」「ふんわり立体感を出したい」という方には、
軽めのワックスやクリームタイプもおすすめです。

ただし、ハードタイプは避けて。
大人の髪に使うと、ツヤが消えてパサっと見えやすいので要注意です。

アンファオでは「ミルボン ジェミールフラン クリーム」のように軽くまとまりを出せるクリームをよく使っています。

使う量は“パール粒1個分”くらいで十分。
手のひらでしっかり伸ばして、根元にはつけず毛先中心に。
最後に指先でつまむように動きを出すと、柔らかい束感とツヤが同時に出せます。

ミルボンジェミールフランオイルスフレ

スタイリング剤をうまく使うコツ

せっかく良いスタイリング剤を使っても、付け方が間違っていると仕上がりが重くなったりベタついたりします。
ちょっとしたポイントを意識するだけで、ぐっと仕上がりが変わります。

  1. まずは手のひらでよくなじませる
     → これができていないとムラ付きの原因に。
  2. 毛先から中間へ、根元にはつけない
     → 根元につけすぎるとペタンとする。
  3. 少量ずつ“足りなければ足す”
     → 一度に多くつけないこと。少しずつ重ねていくのが自然なツヤのコツ。
つけすぎないのがポイント

くせ毛ショートをパーマっぽく見せる

くせ毛を活かしてパーマ風スタイルに見せるには自然乾燥もおすすめです。

  1. ドライヤーで根元からふんわり乾かす
  2. 半乾きの状態でムースをつける
  3. 自然乾燥もしくはスタイラーで乾かす

この3ステップで仕上げると、パーマしたかのようなスタイルに仕上がります。
くせ毛特有の柔らかい動きを利用してパーマ風にしてもよいのではないでしょうか。

ストレートアイロンを使ってますぐに仕上げたスタイル
同じお客様でムース→自然乾燥

■ 最後に

年齢とともに髪が変化するのは自然なこと。
でも、その変化を「マイナス」にするか「味方」にするかは、日々のケアとスタイリング次第です。

くせ毛を“直す”より、“活かして魅せる”。
それがアンファオの考える「大人のヘアスタイル」です。

「自分にはどんなスタイリング剤が合うか分からない」という方は、
ご来店時にお気軽にご相談くださいね。
髪質やライフスタイルに合わせて、あなたにぴったりの使い方をお伝えします。

よかったらシェアしてね!
目次