田山こんにちは!新小岩ルミエール商店街を抜けてすぐにある貸切プライベートサロンanfao(アンファオ)の田山裕紀です。
ナチュラルに仕上げたい?それともパーマ風に?
くせ毛のスタイリング、毎朝どうしていますか?
乾かすだけだと広がったり、形がまとまらなかったり…。
でも、スタイリング剤を上手に使えば、くせ毛は「扱いにくい」ではなく「魅力的な質感」に変わります。
今日は、「くせ毛を活かす」ためのスタイリング剤をタイプ別にご紹介します。
ナチュラルな束感を出したい人にはバーム、しっかりウェーブで動きを出したい人にはムース、
そしてどちらのベースにも使えるヘアクリームの使い方についてもお伝えします。
ナチュラルな束感を出したいなら「バーム」
くせ毛の柔らかい動きをそのまま活かしたい方におすすめなのが、バームタイプのスタイリング剤です。
オイルとワックスの中間のような質感で、手のひらに伸ばすと体温でとけ、髪に自然なツヤとまとまりを与えてくれます。
仕上がりは“ナチュラルでやわらかい束感”。
「固めずに動きを出したい」「自然な毛流れを作りたい」そんな要望にぴったりです。
バームの魅力は、ツヤとまとまりの両立。
ドライヤーで乾かした後、少量を毛先中心に揉みこむだけで、パサつきが抑えられ、くせ毛特有の動きが美しく見えます。
湿度が高い日でも広がりを防ぎ、乾燥する季節は毛先のうるおいを守ってくれるのも嬉しいポイント。
ただし、つけすぎには注意。
少量でも十分に効果があるので、手のひらでしっかり伸ばしてから毛先から先に中間にかけてなじませましょう。
根元につけすぎると、ペタンとした仕上がりになりやすいので要注意です。
おすすめはN.ナチュラルバーム




しっかりウェーブを出してパーマ風にしたいなら「ムース」
「もっと動きを出したい」「くせをしっかり活かしてスタイルを作りたい」という方には、
ムースタイプのスタイリング剤が向いています。
ムースは泡状のスタイリング剤で、髪全体に均一に広がりやすく、
くせ毛のうねりをきれいなウェーブとして形づける力に優れています。
特にパーマ風に見せたい時や、自然なボリュームを出したい時におすすめ。
タオルドライした半乾きの髪にムースを揉み込むことで、くせの流れが際立ち、
ドライヤーの弱風で乾かすと柔らかく動く美しいウェーブに仕上がります。
ムースの良さは、動きを固定しながらも軽い仕上がりであること。
ワックスやジェルのように固めすぎず、あくまで自然な形のままキープできます。
スタイリングのコツは、つけたところとついてないところで質感の差が出やすいので、ムースをまんべんなくつけること。
くせの流れを活かしながら乾かすことで、まるでゆるめのパーマをかけたような印象に仕上がります。
おすすめはニゼルハイクラッチフィズ




どちらのベースにも使える「ヘアクリーム」
そして、くせ毛スタイリングの万能選手がヘアクリームです。
バームやムースの前に使うことで、髪の状態を整え、スタイリング剤のなじみを良くしてくれます。
ヘアクリームには保湿成分が含まれているものが多く、くせ毛にありがちな乾燥を防ぎながら、
やわらかくしなやかな手触りをキープします。
使い方の基本は「タオルドライ後の髪に、少量を中間から毛先へ」。
このひと手間で、髪のまとまり方が変わります。
特におすすめなのは、
- バームを使う前にクリームでうるおいの土台を作る使い方。
- ムースを使う前にクリームでまとまりのベースを作る使い方。
バームは油分でツヤを出すタイプ、ムースは水分とセット力で形を作るタイプ。
それぞれ性質が異なるので、間にクリームを入れることでバランスが整い、仕上がりが柔らかくなります。
つまり、ヘアクリームはくせ毛スタイリングの下地。
髪に柔らかさと弾力を与えながら、スタイリング剤ののりを良くしてくれる大切なアイテムです。
また、ヘアクリーム単体でもナチュラルなツヤ出しや広がり防止に効果的。
何もつけたくない日や、ナチュラルに仕上げたい休日にもぴったりです。
おすすめはリケラエマルジョン


組み合わせで変わる、くせ毛の表情
同じくせ毛でも、使うスタイリング剤によって印象は大きく変わります。
たとえば、
- 「今日は柔らかくまとめたい」→ ヘアクリーム+バーム
- 「今日は動きを出したい」→ ヘアクリーム+ムース
- 「今日はラフにあまりセットしたくない」→ ヘアクリームのみ
くせ毛は個性です。
スタイリング剤の力を借りれば、「言うことを聞かない髪」から「自分だけの動きを持つ髪」に変わります。
季節や気分に合わせて、自由に表情を変える髪を楽しんでみてください。
まとめ
- ナチュラルな束感にしたいならバーム
→ 柔らかくツヤを出したい、自然なまとまり重視の方向け。 - しっかりウェーブを出したいならムース
→ くせを活かして動きを出したい、パーマ風に見せたい方向け。 - どちらにも使えるのがヘアクリーム
→ 保湿とベース作りで仕上がりのクオリティを底上げ。
くせ毛の魅力は、スタイリング次第で何通りにも変えられるところ。
その日の気分やファッションに合わせて、ぜひ使い分けてみてください。











