田山こんにちは！新小岩ルミエール商店街を抜けてすぐにある貸切プライベートサロンanfao(アンファオ)の田山裕紀です。
パーマとレイヤーで整える大人のミディアムスタイル
くせ毛のお悩みの中でも特に多いのが
「広がってしまって扱いづらい」というお声です。
今回ご紹介するお客様も、まさにそんな状態でご来店されました。
パーマ自体はしっかりかかっているのに、
なんとなく重くて広がるまとまらなという状態。
実はこの原因、パーマではなく 「段（レイヤー）が入っていない」 ことによるものが大きく影響していました。
重さがたまり、カールがまとまって動けない状態
ビフォーの写真を見ると、髪質は柔らかめで広がりやすく、
根元〜中間がふわっと膨らむタイプのくせ毛。
さらに毛先には以前かけたパーマが残っているものの、
全体に重さが下に溜まっているため動きが出にくくなっていました。
段がほとんど入っていないワンレングスに近い状態だと、
パーマのカールがどこで動いていいかわからないため、
毛先はダレて、中間は膨らむ…という悪循環に。
くせ毛はただ軽くすれば良いわけではありませんが、
動く余白のないスタイルはくせを活かせず、
逆に扱いづらさを感じてしまいます。
今回のポイントはしっかりレイヤー
今回のテーマは
広がらない、扱いやすいミディアムスタイル。
そのために行ったのは、
全体のバランスを崩さない範囲で レイヤーを丁寧に入れること。
レイヤーを入れすぎると広がりやすく、
逆に入れなさすぎると重くて動きが出ない。
くせ毛さんにレイヤーは広がってしまうと思われがちですが、
髪質・くせの強さ・頭の形を見ながら
必要最低限の段差をつけてあげると、
扱いやすく、軽やかな印象に変わります。
今回は毛先のパーマをワンカール程度残すようにカットして
カジュアルなレイヤースタイルにしてみました。
ふわっと自然にまとまる。おろしても可愛い髪へ
仕上がりを見ると、ビフォーとは印象が別人級。
・表面が軽やかで動きが出る
・中間の広がりが収まりやすくなる
・パーマのカールが活かせる
広がるくせ毛は「量」ではなく「構造」が原因のことが多く、
レイヤーでカールの重なりを変えてあげることによって、
髪が自分で勝手に収まるようになります。
今回のお客様のように、
おろしてちょうどいいという状態になれば、
毎日のセットは楽になります。
くせ毛×パーマの扱いはレイヤーの入れ方で9割決まる
くせ毛のお客様がよく言われるのが、
「軽くすると広がるのでは？」
「段を入れると逆に扱いにくくなりそう…」
という不安。
確かにレイヤーを雑に入れると広がります。
でも、髪質を見て適切な角度・適切な量で段を入れると、むしろ広がりが落ち着くんです。
パーマがかかっている髪は特に、
レイヤーがないと毛先のカールが沈んでだらっと重く見えてしまいます。
今回は、
元からあるパーマを最大限に活かすためのカットをしました。
くせ毛さんにおすすめのスタイリング方法
アフターのようなスタイルは、
- まずは根元〜中間をしっかり乾かす
- 毛先は動かしたい方向に軽くねじりながら
- ヘアクリームを「少し多め」に手のひらに馴染ませてから揉み込む
これだけで自然に形になります。
特にくせ毛さんはスタイリング剤を、
自分が思うよりちょい多めに使ってもらうのがおすすめです。
そうすることで広がらずツヤが出て、カールも綺麗に残ります。
まとめ
今回のお客様のように、
せっかくパーマが残っているのにうまく使えていないケースはすごく多いです。
パーマのかかり具合が悪いのではなく、
デザインの土台であるカットが整っていないだけということもあります。
広がるくせ毛だからといって重くするのではなく、
今回のように必要な場所にレイヤーを入れてあげると、
驚くほど扱いやすく変わります。
くせ毛でお悩みの方、
「スタイリングが苦手」「広がるのがイヤ」
という方は、ぜひ一度ご相談ください。
あなたの髪質に合った、
毎日のスタイリングが楽になるスタイルをご提案します。
