2ステップで脱白髪染めの施術例

田山

こんにちは!新小岩ルミエール商店街を抜けてすぐにある貸切プライベートサロンanfao(アンファオ)の田山裕紀です。

真っ黒い白髪染めから自然な明るさへ
白髪ぼかしハイライトで少しずつ変える3ステップをご紹介していきます。


目次

暗くしないと白髪が染まらないと思っていませんか?

白髪が出てくると、つい「しっかり染めて隠したい」と思ってしまいますよね。
でも、真っ黒に染め続けていると、
・白髪との境目がくっきり出る
・顔色が沈んで見える
・全体の印象が重たくなる
などの悩みも出てきます。

そんな方におすすめなのが「白髪ぼかしハイライト」。
いきなり全体を明るくせず、少しずつトーンを上げていくことで、自然に白髪をなじませていく方法です。

初回来店時カット後の状態

【STEP1】まずは一度目のハイライトから

今回のお客様も、最初はしっかり黒く染めていた方。
「真っ黒からいきなり明るくは怖いけど、少し軽く見せたい」とご相談をいただきました。

一度目の施術では、全体の黒を無理に明るくせず、細めのハイライトを全体に散らすように
黒髪の中に明るい筋が入ることで、白髪がぼけて見え、柔らかい印象に。

仕上がりは「黒一色」だった頃と比べて、ぐっと立体感と透明感が出ました。
白髪も“見えなくする”のではなく、“見えにくくする”。
この考え方が、白髪ぼかしのポイントです。

スクロールできます
ブリーチを使って細かく細めのハイライト
ハイライトが入った状態
オンカラーした状態

仕上がりは元の白髪染めの影響で少し暗く見えますがハイライトが全体に入っているので、色が落ちてくる明るくなっていきます。


【STEP2】2回目は普通のカラーでつなぐ

2回目は、ハイライトを入れずに全体カラーでトーンを整えるのがおすすめ。
一度ハイライトを入れておくことで、明るく見える部分が土台に残っているので、カラーを重ねても重たくなりません。

このタイミングでは、
・根元の白髪を自然にカバー
・全体の色を少し明るく、柔らかいブラウンやベージュ系に
・ハイライト部分と地毛をなじませる
ことで、ナチュラルなグラデーションに仕上がります。

「まだハイライトがしっかり残ってるかな?」という感じでも大丈夫です。
この2回目の普通カラーを挟むことで、髪への負担も少なく、色の馴染み方がとても自然になります。

2回目来店時
施術後

3回目でもう一度ハイライトをプラスするお客様も

ヘアスタイルやもともとの白髪の割合、ヘアカラーの明るさにもよりますが、

3回目に、再びハイライトを入れることもあります。

今回のお客様は2回目でいい感じになりましたが、だいたいのお客様は3回目でもう一度、

ハイライトを入れるのをお勧めしています。


2度目のハイライトも1度目と同様により入れることで、ベースの髪色に立体感が増して、白髪がよりぼけて見えるようになります。

この時点で、全体のトーンは
「黒 → 柔らかいブラウン → 明るすぎないベージュ」
といった自然な変化に。

「白髪を隠す」ではなく「白髪を活かす」カラーになっていきます。

3回目が終わる頃には、
・白髪が気になりにくくなった
・地毛との境目が自然
・顔色が明るく見える
という変化を実感される方が多いです。


白髪ぼかしは“育てるカラー”

白髪ぼかしハイライトは、一度で完成するスタイルではありません。
少しずつ重ねながら、ダメージを抑えつつ自然な明るさに育てていくのが理想です。

時間をかけて作っていくからこそ、
「無理がない」「自分らしい」髪色に出会えます。


こんな方におすすめです

✔︎ 真っ黒い白髪染めをやめたい
✔︎ 伸びてきた白髪の境目を目立たせたくない
✔︎ 髪に透明感がほしい
✔︎ 無理なく明るくしていきたい


白髪ぼかしハイライトは、「今の白髪染めに少し違和感が出てきたな」と感じたタイミングが始めどきです。
いきなり変えるのではなく、“育てていくカラー”として、3ステップで楽しんでいきましょう。

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