ジアミンアレルギーについて、ヘアカラーをする前に知っておきたいこと

田山

こんにちは!新小岩ルミエール商店街を抜けてすぐにある
一日4名様限定のプライベートサロン

anfao(アンファオ)の田山裕紀です。

「ヘアカラーをしたら頭皮がかゆくなった」「顔まわりに赤みが出た」――そんな経験はありませんか?
もしかするとそれは、ジアミンアレルギーによる反応かもしれません。

ヘアカラーはおしゃれや白髪カバーに欠かせない存在ですが、アレルギーに関して正しく知っておくことが大切です。今回は、ジアミンアレルギーの原因や症状、ヘアカラーをする前に知っておきたいことを詳しく解説します。


目次

ジアミンアレルギーとは?

ジアミンってなに?

ジアミンとは、主に酸化染料(パラフェニレンジアミン=PPDなど)のことを指します。
一般的なヘアカラー(アルカリカラー・白髪染め)に広く使われていて、髪の内部に色をしっかり定着させるために欠かせない成分です。

なぜアレルギーが起きるの?

繰り返しジアミンに触れることで、体が「異物」と判断し、かゆみや炎症などのアレルギー反応を起こしてしまうことがあります。
一度アレルギーになると、残念ながら体質として一生付き合っていく必要があるといわれています。

花粉症の仕組みと同じですね。


ジアミンアレルギーの症状

  • 頭皮のかゆみ・赤み
  • 額や耳まわりの腫れ
  • 顔やまぶたのむくみ
  • 水ぶくれやただれ

軽いかゆみ程度から、強い腫れ・呼吸困難に至るケースまであり、重症化するとアナフィラキシーショックの危険もあります。


ジアミンアレルギーかも?と思ったら

1. カラーを中止する

症状が出ているときに繰り返しカラーをすると、反応が強くなる可能性があります。まずは施術をストップしましょう。

2. 医師に相談する

皮膚科やアレルギー科を受診し、適切な診断と治療を受けることが大切です。

3. パッチテストを行う

初めてのカラー剤を使う場合や、以前に異常を感じた方は、必ずパッチテストを行いましょう。


ジアミンが使われていないカラーの選択肢

「もうカラーはできないの?」と思う方もいるかもしれません。
安心してください。ジアミンを含まないカラー方法もあります。

  • ヘアマニキュア
    髪の表面に色をのせるタイプ。地肌につけない施術が基本。
  • ヘナ(天然染料)
    植物由来で髪にハリ・コシが出ます。ただし色味は限られます。
  • カラートリートメント
    自宅でできるタイプもあり、シャンプーのたびに少しずつ色を補えます。
  • ノンジアミンカラー(ジアミンを含まない酸化染料)
    アルカリカラーに近い発色をしながら、ジアミン不使用の製品も登場しています。

美容室で気をつけたいこと

  • カウンセリングで「ジアミンアレルギーがある」と必ず伝える
  • 「かゆみや赤みが出たことがある」と伝える
  • ノンジアミンカラーやヘアマニキュアなど、代替メニューがあるか相談する

美容師側も安全に施術できるように、情報を共有していただくことがとても大切です。


まとめ

ジアミンアレルギーは、誰にでも起こりうる可能性があります。
一度発症すると繰り返しやすいため、正しい知識を持ち、無理に染め続けないことが大切です。

髪を染めたい気持ちと、体の健康。どちらも大切にしながら、自分に合った方法を選んでいきましょう。

アンファオではジアミンアレルギーに対応できる【ヘアマニキュア】をご用意しています。以前の記事でも紹介したようにジアミンフリーで頭皮につけないヘアマニキュアはお客様に大変好評です。

その他アレルギーを引き起こさずにへカラーを楽しむ方法もご用意しておりますので気になる方はご相談ください。

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